日本刺繍《道具と用語解説》 || 日本刺繍【紅会】Kurenai-kai.jp
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道具と用語解説
針と針さし
日本刺繍専用の針と、針を出し入れしやすいフェルトの針さし。 針には手打ち針と機械針がありますが、近年では手打ちの針が入手困難になっています。紅会では、機械針に手を加えた新しい日本刺繍用の針(くれない針)を販売しています。
てこ針
平糸のねじれを直し、艶を出すために、糸をしごくために使用します。
はさみ
先のよく切れる和裁用の握りばさみ。
目打ち
糸よりのときに使います。
駒
”駒取りぬい”に使います。
面相筆・小皿・胡粉
下絵を布地に描き写すときに使用。
ビロードの小布団
綿ビロードの中に綿を入れた15センチ四方くらいの小さな布団。刺繍の中に入り込んだ埃を叩きだすのに使用。
刺繍台
横棒2本、ぬき棒2本、ひの棒2セット、釘2本で1セットになっている。横棒は模様の量によって、長さが変わる。
鏡付きの針箱
針セットなどを収容しつつ、鏡は手元に明かりが欲しい時に反射をさせて明かりをとる。
糸
日本刺繍では、釜糸と金銀糸とを使ってぬい表します。また、釜糸は撚りのかかっていない平糸とよりをかけたより糸を使います。平糸はあでやかな光沢を保ち、撚り糸は厚味があり文様の柄や大きさによって糸の太細、撚りの甘辛を自在に撚り分けます。また、絹糸は一度染めた色は二度と(同じ色は)出来ないと言われるほど微妙で、色数も無限にあると言えるでしょう。