《刺繍作品ができるまで》 || 日本刺繍【紅会】Kurenai-kai.jp

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刺繍作品が出来るまで

作図・下絵付け:
作品のイメージを元に、デッサンから始めて線描きの刺繍図案(図案原稿)を作成します。その後、出来上がった図案を生地に下絵付け(転写)します。


配色:
生地と刺繍図案の上で、出来上がりを想像しながら刺繍糸を置いて配色します。図案や季節感など、衣装の場合には着用される方に合わせて色を選択します。


刺繍:
生地を刺繍台に張って刺繍に取りかかります。日本刺繍の繍技は43種類あります。これらを図案や用途に合わせて選定し、作品を作っていくのです。各繍技には厚みやふくらみ、薄手などそれぞれの持ち味があり、そして点・線・面・立体表現のはたらきがあります。


仕上げ:
刺繍の終わった作品は台に張られたままの状態で仕上げをします。まず繍い忘れがないか確認してから、裏糸をきれいに切り、そこに固めに煮たしょうふ糊を付け、湯のしをして仕上げをします。これによって裏糸がほつれなくなると共に刺繍糸に艶が出ます。