ハンドバッグ「薔薇」―工房制作―
花びらは「さしぬい」で、折り重なる花びらの根元を透かすように表現すると、立体感が生まれます。絹糸の輝きが薔薇の美しさを引き立ててくれますね。
名古屋帯「バラ寄せ」―工房制作―
輪郭線を斜めぬいきりで刺繍した後、花びらの先のボリュームを出したい部分に「ぬきぬい消し落とし」、少し軽やかに「菅ぬい」で、強弱をつけています。
薔薇の花が咲き、周辺は素敵な香りに包まれていました。
香りまで感じられるような刺繍表現の組み合わせを試行錯誤するのも楽しいものです。