2022年のKEITAMARUYAMA春夏コレクション、紅会も加わりコラボレートいたしました。
作品のイメージを伺って、そのイメージに近づけられるように、色の使い方や技法を選んでゆきます。
刺繍糸はほとんど平糸で、絹の光沢が輝くように。
引き立てたい桜はたてぬいきり、奥行き感を出すために下敷きの桜はぬきぬいで。
葉も、ななめぬいきり、ぬきぬい、透かせるように消しを入れた葉、を使い分けています。
柳は、5色を、動きに合わせて色の強弱をつけて陰影を出すように。
生地の桜の地紋も揺れ動くたびに浮かび、日本刺繍の絹糸ならではの、輝きのあるワンピースドレスに仕立て上げてくださいました。
華やかな気持ちになる、とても楽しい刺繍のひとときでした。