今年は、どの花の開花もはやいですね。
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白い総苞(花弁のように見えるが、実際の花は中心に集合している)を乱れさしぬいと横なりぬいで刺繍。
形に沿って、さしぬいの針数を増やしたり減らしたりと、少々コツが要ります。苞の先の、丸くへこんで茶色がかっている部分は、金糸で後から、さし込みをしたり片駒で縁取っています。
“イエス・キリストが掛けられた十字架にはハナミズキの木が使われて、花は4弁で十字架に似ていて、花弁にはクギを刺された傷跡があるという伝説”がありますが、これは近世アメリカで言われた伝説で、聖書には書かれておらず、元々ハナミズキは北アメリカ原産でイスラエルには自生していないとのことです。