今年は暖冬のため、紅会本部の桜も2週間ほど、早く開花して見頃となっています。花の蜜を求めてメジロの群れが訪れました。
全国展の次回図案テーマは、洋調(海外風)です。それに合わせて工房で数点繍見本を制作しました。こちらはヴィクトリアン調のフレームの一部を切り取った図柄です。
ロココ調・バロックなどの流れを汲むヴィクトリアンは、装飾に凝ったデザインが多く、力強く流れるような表現をと、さしぬいから斜めぬいきりに陰影もつけて金糸で駒取りしました。
出来上ってみると、少々重々しい表現になりましたが、色違いのグラデーションで軽めにしたりなど、これをヒントに工夫していただければと思います。