今年の初詣には、本部のある東金市から南へ車で約45分にある、千葉県長生郡長南町にある「笠森観音」に参りました。
それは、昨年8月のテレビ東京「美の巨人たち」の放送で、鳥取の国宝「投入堂」の緯度が、東の「笠森観音」と西の「出雲大社」とがGPSを使ったんじゃないかといくらいの精度で一致していると紹介されていたからです。
投入堂 北緯35度23分57.5秒
笠森観音 北緯35度23分58.6秒
出雲大社 北緯35度23分55秒
投入堂は、断崖絶壁にあたかも“お堂を投入れ”て造ったかのような懸造(かけづくり)で、大岩の上に造られた「笠森観音」も同じ懸造という。
番組解説の松浦正昭氏によれば、太陽が真東から昇り真西に沈む「春分」と「秋分」の日には、“太陽は東の笠森観音の方から昇り、西の出雲大社の方に沈む”イメージとなる。
ちなみに、元東京国立博物館上席研究員の松浦正昭氏は、“国宝「天寿国繍帳」が法隆寺に祀られた聖徳太子の御影(夢殿救世観音像)を荘厳するための繍帳”との説を発表しているので、勝手ながら親近感を持って番組を拝見しました。